南青山 「ランベリー」 でディナー (後編)
「ランベリー」でのディナーの後編です。

メインディッシュ
蜂蜜で香りをつけたビュルゴー家シャラン鴨のロースト、5種の胡椒
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この綺麗なピンク色! おいしくないわけがありません。
やわらかく、しっとりとジューシーで、芳醇な味わい。焼き加減がすばらしいです。
蜂蜜のほんのりと甘い香りと5種類の胡椒がさらに食欲をそそります。
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ここでちょっとシャラン鴨について。
「シャラン鴨(Canard Challandaise)」と「シャラン産鴨(Canard de Challands)」、よく混同されていることがありますが、全くの別物です。
シャラン産鴨はシャラン地方の鴨。シャラン鴨と名乗れるのは、飼育場所、飼育方法、飼料、屠殺方法など、細かい規定に適合した鴨だけで、月にわずか600羽しか出荷されていないそうです。
昔は、シャラン地方のほとんどの農家がシャラン鴨を飼育していたそうですが、飼育コストがかさむため、現在では、約100年の歴史を持つBurgaud(ビュルゴー家)のみが生産を行っているそう。

屠殺方法は伝統的な窒息法(屠殺時に流血させない、血抜きしない)。
この窒息鴨、体内に血を蓄えたままなので、他の方法で屠殺されたものよりも肉が赤く、柔らかく、繊細で、そして味わい深いのだそうです。

窒息させて屠殺する一般的な方法は、ガス室に閉じ込めて窒息させるというもの。でもそれでは、鴨が死ぬ前に多大なストレスがかかって、筋肉が収縮し、硬直、暴れて骨折を起こすこともあるそうです。
ビュルゴー家は、放し飼いで育てた鴨に餌をやりながら、そっと針で急所を刺して気絶させ、その状態のまま、ガスで屠殺するという、手間のかかる方法をとっています。その結果、鴨に全くストレスがかからず、肉質に大きな差が出るそうです。

メインを食べ終えた後に、デザートメニューが運ばれてきました。
お食事を終えた後にデザートを決められるのは嬉しいですね。どれもおいしそうで、迷っちゃいました。
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まずはお口直しのデザート。
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う~ん、よく覚えていない・・・。
リンゴキューブの上に、リンゴのゼリー?
おいしかった記憶はしっかり残っているんですが・・・。
右上にちょっと写っている黒いものは、このデザートが入れられてきた容器。銀と黒のちょっと変わった容器に、ふたつ並べてスプーンとともに運ばれてきました。

この日は、私の誕生日祝いのお食事だったので・・・
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歳をとるのは嫌でも、お祝いしていただけるのは幾つになっても嬉しいです。
loveswedenさん、どうもありがとう♪
岸本シェフがお祝いに出てきてくださるのも嬉しい。注目を浴びてちょっと恥ずかしいですけどね。
loveswedenさんと美味しくいただきました。
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loveswedenさんのデザート
トロトロチョコレート 紅茶の香り パッションフルーツのソース
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フォンダンショコラです。
とろとろ~と流れ出る熱々のガナッシュがたまりません。
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私のデザート
山梨県 木熟柿“甲州百目”のジン風味 リコッタチーズのムース
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完熟した甘~い柿にジンを加えて、大人の風味に仕上げてあります。リコッタチーズとの相性もバッチリ。

食後の飲みものはレモングラスをいただきました。
その人のイメージで選んでくださるというカップ。
初めての訪問2度目の訪問に続き、何と今回もまた、私のカップはヘレンドの「ウィーンのバラ」でした!!
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loveswedenさんも、前回と同様、ウェッジウッドのワイルドストロベリー。
今回私たちのカップを選んでくださったのは、最近入られたという方。
どなたが選んでくださっても、イメージが変わらないなんて、すごいですね。

ミニャルディーズ
3段重ねの銀の箱がワゴンで運ばれてきました。
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数日前に出来上がったばかりの重箱だそうです。
中には10種類ほどのプティフールが綺麗に並べられています。
各箱の台は大理石。チョコレートとキウイが入った一番下の段には、ドライアイスが隠されているそうです。

どれもおいしそうで選べない。ので、「全部お願いします!」で(笑)。
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キウイも数種類ありました。
いただいたのは「紅鮮」だったかしら? とぉっても甘かったです。
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全種類いただいたミニャルディーズですが、やっぱりクグロフが一番おいしい!

お会計をお願いすると出してくださるお酢のドリンク。今回は、青森県産の有機無農薬リンゴから作られたリンゴ酢でした。
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さっぱりとしておいし~い。
お酢はあまり得意ではないのですが、シチリア産の蜂蜜とミネラルウォーターで割ったこのお店のお酢ドリンクは、酸味と甘みのバランスが絶妙で、どれもおいしいです。

感動的なお料理に、すばらしいサービス。
心地よい時間はあっという間に過ぎて、気がついたら5時間が経過していました。


お店からのおみやげとloveswedenさんからのプレゼントは、おみやげ・プレゼント編で。


「La cuisine Française L'Embellir (ランベリー)」
東京都港区南青山4-17-33
TEL 03-3423-0131/0120-791-039
Lunch 木~土・祝 11:30~14:00(L.O.)
Dinner 月~土・祝 18:00~21:30(L.O.)
定休日:日、第1・第2月
※ 2010年6月に移転しています。詳細はHPをご覧ください。


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by camille_31 | 2008-01-21 00:21 |  FRENCH
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