ポルトガル紀行:5日目(8/25) シントラ
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「シントラ」はリスボンの西約28km。
緑の木々に覆われたシントラ山脈の中にあり、代々王家の離宮が置かれたところ。イギリスの詩人バイロンが「エデンの園」と称賛した場所です。
今も深い木立の中に豪華な館が点在していて、この美しい景観は、1995年世界遺産に登録されました。

王宮
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14世紀にジョアン1世によって建てられた王家の夏の離宮。1910年に王制が廃止されるまで使われていたそうです。
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残念ながら、ここも内部は全面撮影禁止。
撮影が許されたのは、中庭に面した廊下から外に向かってのみでした。
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特徴的な2本の巨大なトンガリ帽子。高さ33m、台所の煙突です。
煙突でわかるとおり、広い台所でした。

王宮には45以上の部屋があり、このうちの25室が公開されています。
メインスポットは、16世紀にマヌエル1世が増築した一画。絢爛豪華な室内装飾で、大航海時代のポルトガルの繁栄ぶりが窺えます。
モザイク状の床の「礼拝堂」、アラベスク模様のタイルで覆われ、スペインのアルハンブラ宮殿を摸したと言われる「アラブの間」、中国から贈られた家具や調度品が置かれた「中国の間」、狩猟の光景を描いたアズレージョで囲まれ、王家と72の貴族の紋章が飾られたた「紋章の間」、天井一面に136羽のカササギの絵が描かれた「カササギの間」、27羽の白鳥がそれぞれ違ったポーズで描かれている「白鳥の間」など。すべての部屋に様々な工夫が凝らされています。

こちらは王宮前の広場から。山の頂に広がるのは
ムーアの城跡
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ムーア城は、7~8世紀にムーア人によって築かれたお城。
1147年、初代ポルトガル国王アフォンソ・エンリケスによって落城され、その後修復されましたが、現在はわずかに城壁が残るのみとなっています。
by camille_31 | 2007-01-08 23:58 |  ポルトガルとグルメ
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