ポルトガル紀行:6日目(8/26) リスボン(2) ジェロニモス修道院
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「ベレンの塔」と合わせて世界遺産に登録されている
ジェロニモス修道院
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エンリケ航海王子の偉業を称え、またヴァスコ・ダ・ガマのインド航路発見を記念して、エンリケ王子が船乗りのために建てた礼拝堂の跡地に、マヌエル1世が1502年に着工。大航海時代の巨万の富を背景に、1511年に大半が完成しましたが、最終的には19世紀までかかったそうです。
石灰岩でできた、まるで宮殿のような巨大な修道院。道路に面した横幅は300mだそう。まさに海洋国列強ポルトガルの栄華の象徴のごとくの荘厳さ。
代表的なマヌエル様式の建物で、国立考古学博物館や海洋博物館も併設しています。

写真は修道院のほんの一部ですが、オレンジ色の屋根の部分が居住部分。右側は「サンタ・マリア教会」です。
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修道院に付属する「サンタ・マリア教会」の入口が、修道院の正門である南門。
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聖母マリアに捧げた門で、門の上部中央、この写真のすぐ上にエンリケ航海王子の像が立っています。これには写っていませんが、上の3枚には小さく写っています。
まわりには、修道院の名の由来となった聖ジェロニモスの生涯を描いた彫刻が施されています。

サンタ・マリア教会
礼拝堂では、結婚式が行われていました。
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身廊の高さは25m以上。点に向かってそびえる柱は、ヤシの木を模したといわれ、海洋をモチーフにした模様が刻まれています。
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入場制限はありましたが、お式の最中にも普通に見学ができるんですね。礼拝堂の奥まで行けなかったのは残念でしたけど。

ヴァスコ・ダ・ガマの石棺
礼拝堂の手前、左側に安置されています。真ん中にカラベラ船(帆船)の彫刻。
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右側には、ポルトガル最大の詩人
ルイス・デ・カモンイスの石棺
「ロカ岬」で、「ここに地果て、海始まる」と詠った詩人です。
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この修道院の最大の見どころは、中庭を囲む55m四方の回廊。
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石灰岩の柱やアーチに細密な彫刻が施されています。1階の設計者はマヌエル様式建築を残したボイタック、2階は彼の死後建設を引き継いだスペイン人ジョアン・デ・カスティーリョ。その完成度の高さはマヌエル様式の最高傑作と言われているそうです。
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が、何故か、石のアーチ天井が美しい回廊や緻密な彫刻のアップの写真がなく・・・(涙)。
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まるでレースのようなアーチを持つ石灰岩の回廊は、中庭のグリーンと四角い空から見える夏の青空に映えて、美しく優雅に見えました。

何の部屋か忘れてしまいましたが、回廊脇のアズレージョが美しい部屋。
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修道院の見学箇所はこれくらい。その後、礼拝堂の2階へ上がりました。
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美しいステンドグラスには、イエス・キリストや聖母マリア、マヌエル1世など。
縦長の窓はこの3倍くらいの長さがあります。
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ポルトガルでは、団体で入場観光する際、原則現地ガイドの案内が必要になります。
これまではずっと現地ガイドさんによる英語の解説を添乗員さんが訳してくださっていたのですが、リスボンではリスボン在住の日本人、しかも初の男性ガイド。この方がかなりインパクトのある方で・・・。正直、ジェロニモス修道院よりもこのガイドさんのほうが強く印象に残っています(笑)。
by camille_31 | 2007-02-22 23:54 |  ポルトガルとグルメ
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