5日目(8/26):クロアチア 世界遺産の港町「スプリット」(1)
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「スプリット」は、アドリア海に浮かぶリゾートアイランドへの拠点として知られる、アドリア海沿岸の最大都市。首都ザグレブに次ぐクロアチア第2の都市です。
そして、古代都市が残る神秘的な町でもあります。

6:30に起きたら、ちょうど日の出の時刻。テラスでしばらくぼ~っと美しい光景を眺める贅沢。
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スプリット旧市街の中心は、ローマ皇帝ディオクレティアヌス(245~313年)が退位後に住んだ、ディオクレティアヌス宮殿
ディオクレティアヌス帝は、西暦3世紀末に混乱するローマ帝国の再建を図った皇帝で、自ら引退を決めた最初の皇帝だそうです。
引退後の住まいとなる宮殿を生まれ故郷に近いスプリットに建設し、そこで余生を送りました。

295~305年にかけられて建てられたこの宮殿は、南側を海に面し、まるで要塞のように厚い城壁で囲まれていました。
宮殿の復元想像図が、宮殿の外に掲げられています。
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一時はここに8,000~10,000もの人が住んでいたそうですが、7世紀にスラヴ人の襲撃を受けて崩壊。その後、数百年の時を経て、再び宮殿内に人々が住み着くようになりました。住民は、朽ちた宮殿の資材を利用し、家や道路を再建したそうです。
現在は、城壁内に、ロマネスク様式の大聖堂や、アーチ型の天井を持つ神殿などが残されています。
215m×180mの宮殿の内には、民家やお店、カフェなどがあり、宮殿と一体となった町を形づくっているのが特徴的。
これらの史跡群は、1979年、ユネスコの世界遺産に登録されました。

宮殿内には、東西南北にある4つの門から入ることができます。
かつて表玄関だった金の門(北門)、銀の門(東門)、鉄の門(西門)、そして、直接帆船が横づけできるようになっていた、銅の門(南門)、今はここが正門となっています。
港に面したこの南の門から宮殿内へ。
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中に入るとすぐに、宮殿地下への入口があります。
そこはかつて1階だった部分。地下通路にもなっていて、数十mほどで反対側の地上に出られます。
こちらはもっと後に撮影した写真なのですが、入ったところはこんな感じ。
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早い時間に観光を始めたので、私たちが地下に下りたときにはガラガラでした。
この通路の両側に、絵や工芸品を売る画廊、おみやげ屋さんがずらりと並んでいます。
画廊やおみやげ屋さんを通り抜けて、宮殿の地下を見学しました。
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地下(当時の1階)は、分厚い壁と太い柱で仕切られただけのがらんとした空間。
地盤が沈下したために現在は地下になっていますが、当時は、厨房や食料貯蔵庫として使われていたそうです。
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廃墟となった後に再び人が住み始めたときにはゴミ捨て場になっていたため、発見が遅れたそうです。
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今も発掘調査が続けられています。
グリーンのライトはちょっと不気味ですね^^;
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中庭。
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入った側と反対側の入口(出口)から外に出ました。
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出たところは、かつて宮殿の中庭だった「ペリスティル(列柱広場)」。
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正面が宮廷の玄関部分。この建物の地下が今まで見学していたところです。

いつの間にか観光客が増え始め、広場は大勢の観光客で溢れかえっていました。
TOPの写真は、↑の35分後に撮したものなのですが、ずっと同じところに座り続けているカップルがいますね(笑)。

この広場は、城壁で囲まれた宮殿全体の中心にあって、4つの城門に通じるメインストリートがここで十字に交差しています。

宮殿の玄関は、1,700年以上もの歳月に耐えた威厳に満ちています。
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エジプト産の花崗岩と大理石の16本の円柱がアーチを支えています。
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その下には、紀元前15世紀にエジプトで造られたスフィンクス。
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ディオクレティアヌス帝がエジプト遠征の折りに持ち帰ったもので、スプリットには計11体のスフィンクスがあるそう。

向こうに見えるのが城壁です。
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煉瓦造りの円形の空間は、宮殿玄関の広間。
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ディオクレティアヌスを訪問した人が最初に通された控えの間であったそうです。
この中で美しい歌声を聴かせてくれたお兄さんたち。
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って、ただのCDの宣伝なんですけど(笑)。
買われている方、何人かいらっしゃいました。

この後、迷路のように入り組んだ旧市街を散策しました。
by camille_31 | 2008-07-11 00:36 |  クロアチア・スロヴェニア
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