1 ![]() イワン大帝の鐘楼 ![]() イワン3世の命により、1505年~1508年にイタリア人が建築。 八面体の鐘楼は1532年~1543年にかけて増築されたもので、高さ81m。当時、これより高い建物を建てることは禁じられていたそうです。 ブラゴヴェシチェンスキー大聖堂 ![]() 1484年~1489年にロシア人が建築した、イワン3世の私的な教会。 1547年に火災に見舞われましたが、イワン雷帝によって修復されました。 ドームは9つ、独特の形をしています。 ![]() 鐘の皇帝 ![]() 1733年~1735年に鋳造された世界最大級の鐘。 ブロンズ製で、高さ6.1m、直径6.6m、重量200トン。 残念なことに、鐘を鋳造中に火災が発生し、火を消そうとあわてて水をかけたため、ひびが入って一部分が欠けてしまったそう。この欠けた部分だけでも11トンもあるのだとか。 ![]() 大砲の皇帝 ![]() こちらもブロンズ製。1586年鋳造。 砲身は、全長5.3m、厚さ15㎝、口径89㎝、重量40トン。 ガイドブックなどには「一度も発砲されたことはない」と書かれていますが、それは誤り。ガイドさんによると、実戦に使われたことはないけれど、試射されたことはあるそうです。 弾丸は飾り。19世紀になって作られたもので、ひとつの重さは1トン。口径よりも大きいそうです(笑)。 ロシア人って、大きいもの好き? ロシア連邦大統領府(元老院)(左)と 大統領官邸(右) ![]() 大統領府の丸屋根に旗が掲げられているのは、大統領在庁の印。 メドヴェージェフ大統領が24時前にクレムリンを出ることは滅多にないそうです(メドヴェージェフ大統領が住んでいるのは、モスクワ郊外のゴールキにある大統領官邸)。 ![]() ちなみに、ロシア人女性で人気がある大統領はウラジーミル・プーチン。背は低いけれど、あの鍛えられた肉体が魅力的なんだそう(笑)。 テレムノイ宮殿付属教会の多数の小さなドーム ![]() テレムノイ宮殿は1636年に造営されたロシアの歴代皇帝の別邸。 写真では9つしか写っていませんが、黄金のドームは全部で11あります。 いきなり近代的な建物が・・・。 クレムリン大会宮殿 ![]() ソビエト時代の1959年~1961年にかけて建設された、6,000名収容の大ホールです。 ソ連共産党大会をはじめとする党大会や国際会議場として使用されました。 現在は、国際会議の他、ボリショイ劇場の第二ステージとしても使われています。 1990年にクレムリンが世界遺産に登録された際、この宮殿のみ、ガラスとアルミニウムとウラルの大理石という近代性ゆえに、世界遺産としての指定がなされなかったそうです。 歴史ある宮殿や大聖堂が林立する中、何だか残念な気がしました。 アルセナール(旧兵器庫) ![]() 巨大な建物ですが、現在はクレムリン警備隊の兵舎として利用されています。 トロイツカヤ塔からクレムリンを出て、見学終了。 ![]() ![]() クレムリンを取り囲む城壁にある20の塔のうち、トロイツカヤ塔、ホロヴィツカヤ塔、ヴォドヴズヴォドナヤ塔、スパスカヤ塔、ニコリスカヤ塔の5つの塔の先端には、ウラル山脈から採掘されたルビーで作られた直径3メートルの赤い星が輝いています。 ![]() この星は、1937年のロシア革命20周年を記念して取り付けられたもの。それ以前には、帝政時代のシンボルであった鷲がついていたそうです。 夜になると光ります。 ![]() ▲
by camille_31
| 2010-10-13 01:22
| ロシアとグルメ
![]() 昼食はビーフストロガノフ(ボケボケ写真でごめんなさい)。 ![]() おいしそうに見えませんが・・・、おいしかったです(笑)。 ビーフストロガノフは、ご存知、細切りにした牛肉、玉ねぎ、マッシュルームなどをホワイトソースかトマトソースでじっくり煮込み、サワークリームを加えた、代表的なロシア料理。 「ビーフ」はもちろん「牛肉」ですが、「ストロガノフ」は人の名前だってご存知でした? ガイドさんに教えていただいたのですが、名門貴族でかなりのお金持ちだったストロガノフ伯爵。牛肉が大好きだったのですが、高齢になって、歯が抜け落ち、ビーフステーキが食べられなくなってしまいました。 そこで、お抱えのフランス人コックが、歯が弱くても食べられるようにと考え出したのがビーフストロガノフだそう。 サンクトペテルブルクでストロガノフ伯爵邸を撮影しました。 ![]() 薄いピンク色がかわいらしい建物ですよね。サンクトペテルブルクには、このように淡いピンクやブルー、グリーン、イエローの建物が並んでいました。 お食事は、他に、サラダ、スープ、パン、そしてデザートにクレープ。 ![]() どんなお店でいただいたのか全く記憶にないんですが(他のお店はだいたい覚えているんですけど・・・)、暗めのお店だったようで、写真は全部ピンボケ。 昼食後、世界遺産の クレムリン を観光しました。 モスクワ川を渡る車中から撮影したクレムリン。 ![]() 赤い城壁の周囲は2235m。所々に、望楼の塔が20建っています。 頂に星を載せた塔はヴォドヴズヴォドナヤ塔。 ![]() ロシア語で「クレムリン」は「城塞」を意味します(正確には「クレムリ」)。 中世ロシアにおいて、多くの都市は中心部にクレムリンを備えていたので、モスクワだけではなく、多くの都市に存在しています。有名なものは、ノヴゴロド、ニジニ・ノヴゴロド、カザン、アストラハンにあるもの。 その中で、最大かつ最も有名なのが、ロシア連邦の首都、モスクワ市の中心にある旧ロシア帝国の宮殿。ソ連時代には、ソ連共産党の中枢が置かれたことから、ソ連共産党の別名としても用いられました。 現在は、大統領府や大統領官邸が置かれ、様々な時代の様式による宮殿や大聖堂が林立しています。 観光客用のクレムリンへの入口は、ポロヴィツカヤ塔とトロイツカヤ塔の2箇所。 こちらは、ポロヴィツカヤ塔に貼られているクレムリンの案内図。 ![]() 私たちは、一番下の矢印、ポロヴィツカヤ塔から入って、トロイツカヤ塔から出ました。 まずは、入ってすぐ左手にある「武器庫」を見学。 19世紀半ばに、鎧や兵器を製作、保管するために建てられたので、名前は「武器庫」ですが、実際は宝物殿。 14世紀から19世紀初頭までの歴代皇帝の美術品や宝飾品などが展示されている歴史博物館です。 ピョートル大帝の衣服やエカテリーナ2世のドレス、馬車などをはじめ、歴代皇帝の衣装、装身具、王冠、玉座、金器・銀器、武器、馬具、馬車など多彩に展示されていて、見応えがありました。 ロシアでは、美術館や博物館などで内部の撮影が許可されていないところが多く、許可されていても有料のところがほとんど。残念ながらこちらの武器庫を含め、クレムリン内の建物内部はすべて撮影禁止でした。 クレムリン大宮殿 ![]() 700の部屋と華麗なホールを持つ壮大な宮殿。1838年~1849年にかけて、ロシアの建築家コンスタンチン・トーン等によって建設されました。 旧ソ連の国会にあたる最高会議は、ここで開かれていました。現在も外国政府要人や国家元首との会見に用いられることが多いためか、一般公開はされていません。 ウスペンスキー大聖堂 ![]() クレムリンの中心に建つ大聖堂。 クレムリンにある多くの聖堂の中で、最大最古の教会です。 かつてのロシア帝国の国教大聖堂で、ロシア皇帝が戴冠式に臨み、モスクワ総主教が葬儀に付された場所。 1475年~1479年にかけて、イタリア人建築家によって建設されました。 外壁のフレスコ画も見事です。こちらは17世紀に描かれたもの。 ![]() やはり内部は撮影禁止。壁や柱がイコンとフレスコ画で埋め尽くされた内部は、厳かで、独特な雰囲気があります。 ナポレオン軍が盗み出した300kgの金と5トンの銀を奪い返して作ったといわれるシャンデリアが輝き、祭壇の左右には、皇后の座席とイワン雷帝の玉座が配置されていました。 ![]() ▲
by camille_31
| 2010-08-23 19:52
| ロシアとグルメ
![]() 赤の広場を後にした頃から降り出した雨が本降りに。 TOPは、モスクワ川にかかる↓の橋の上から望んだクレムリン。 巨大すぎて、全景を撮すことができません。 クレムリンの中は、この日の午後、見学しました。 ![]() この橋のあちらこちらに鍵がたくさんかけられていました。恋人たちが自分の名前を書いた南京錠をかけて、鍵をモスクワ川に投げ捨てると、二人は永遠に結ばれる・・・のだそう。 翌日、びっくりするほど大量の鍵を見ることになるのですが・・・。 ![]() こちらは、やはり橋の上から見た、 救世主キリスト教会 ![]() 1812年にナポレオン戦争の終結を記念して建設が計画され、1883年に完成したこの教会は、ちょっと変わった歴史を持っています。 詳しくは、勝手にリンクさせていただいた(←いいのか?)こちら↓をどうぞ。 (許可をいただこうと思ったら、体調を崩されてお休みされているので、コメントを残してきました。かなり笑えますので、是非!) ハラショーな日々:救世主キリスト大聖堂の不思議な歴史 雨が降り続く中、世界遺産の ノヴォデヴィチ修道院 へ。 ![]() 1524年に建設された、正教会の女子修道院。周囲を約2kmの城壁に囲まれています。 城壁内には幾つもの塔や教会が建っています。 湖の対岸から撮影したのですが、ここは、チャイコフスキーが「白鳥の湖」の構想を練ったところだそう。 ![]() 修道院に併設された ノヴォデヴィチ墓地 には、エリツィン元大統領他、政治家・音楽家・作家・演出家・女優・映画監督など、ロシアの著名な人物が数多く埋葬されています。 こちらが、ボリス・エリツィン初代ロシア大統領の墓石。 ![]() さすが初代大統領。国旗がモチーフになっています。 ![]() 広大な墓地の中で、一番の大きさ。 ![]() こちらは、ソビエト連邦初代大統領ゴルバチョフ夫人、ライサのお墓。 ![]() ソビエト連邦の政治家、ニキータ・フルシチョフ。 ![]() どのお墓もとても凝っていて、アーティスティック。 故人の顔を模した像や、一目で職業がわかる墓石など。 ![]() 手前は、航空関係の方。 ![]() 音楽関係では、ヴァイオリンを模したお墓や楽譜が彫られた墓石などがありました。 プロコフィエフのお墓も見たはずなんですが・・・。 こちらは、ユーリー・ニクーリン。 サーカス劇場の団長をつとめ、道化師兼喜劇俳優としても絶大な人気を誇った人だそう。 ![]() 彼の名を冠したニクーリン・サーカス(通称オールド・サーカス)は、ボリショイ・サーカス(通称ニュー・サーカス)と並ぶ、ロシア2大サーカス劇場のひとつです。 ▲
by camille_31
| 2010-08-07 02:45
| ロシアとグルメ
お久しぶりです。すっかりご無沙汰してしまいました。
ロシアの感動が消え去ってしまう前に、少しずつでもアップしたい…、と思っているのですが、なかなか更新する時間が取れません(涙)。 モスクワの観光は「赤の広場」から。 今にも雨が降り出しそうな空模様の下、バスを降りて歩いていると、赤の広場に隣接した聖ワシリー寺院が見えてきました。 ![]() わくわくしながらみんなで写真を撮っていると、添乗員さんに、「みなさんが写真を撮られているの、裏側ですよ~」と・・・(笑)。 でも裏側からのほうが、全部で9個あるネギ坊主がたくさん見えるんです。 ![]() 緑のシートが連なっているのは出店で、左側に写っているのはクレムリンのスパスカヤ塔。 ![]() 赤の広場 ![]() 左手がクレムリンで、この写真を撮っている私の背後に聖ワシリー寺院が建っています。 「赤の広場」は、ご存知、ロシアの首都モスクワの中心部にある広場。モスクワの象徴。 「赤」=ソビエト連邦の社会主義、というイメージがありますが、赤の広場は社会主義とは全く関係がありません。 「クラースナヤ・プローシャチ(赤の広場)」の「クラースナヤ」は、現代ロシア語では「赤い」という意味になりますが、古代スラブ語では「美しい」という意味で、本来の広場の名前は「美しい広場」だそうです。 1990年に、クレムリンとともにユネスコの世界遺産に登録されています。 長さ700m、幅130m。 広場の真ん中に立って、広さを実感してみたかったのですが・・・。 ![]() 中に入れない・・・(悲)。 9月5日はモスクワの創建記念日。毎年多種多彩なイベントが各地で盛大に催されるそうです。 私が訪れた2009年は、9月5日~10日まで、この赤の広場で軍楽隊の国際フェスティバルが開かれました。ロシア、フランス、イギリスなど世界9ヶ国から、1,000人以上の政府や軍隊によるオーケストラの精鋭楽団演奏家が参加されたそうです。 で、私たちが訪れたときはその準備の真っ最中でした。 ![]() 駐車場の隣(一部?)に出店が準備されていたのも、フェスティバルのためだった模様。 ![]() 残念だわ~と思いつつ、足もとの石畳を撮ってみる・・・。 ![]() ↓ こちらの国旗がたくさん立っている台、ガイドブックには「処刑台」と書かれていますが、実際は演説をするための台で、処刑が行われたことは一度もないそうです。 ![]() 赤の広場にあるレーニン廟。こちらも遠くから眺めただけ。 ![]() レーニン廟の向こうにそびえるのは、クレムリンのニコリスカヤ塔。 2枚上の写真の、演説をするための台の後方に一部が写っているのですが、赤の広場に面して、「GUM 」(グム)という1893年創業の巨大な国営百貨店があります。 重厚な建物の中は高級ブランドのブティックやカフェがずらり。1階に入っているやはり巨大な食料専門スーパーマーケットも、紀ノ国屋や明治屋みたいな感じ。高級品ばかり並んでいました。 リンクしたHPを見ていただくと建物の様子がよくわかりますが(ポインタを動かすと、建物の端から端まで見られます)、これ、楽しいです。時刻と温度が表示されるのですが、景色もちょうどその時刻のものになっているんです。 夏は遅くまで明るいけれど、冬の時期は朝からずっと暗い…(笑)。 夜は照明が美しいので、昼間と合わせて見てもらえると嬉しいです。(モスクワとの時差は-6時間。サマータイム実施中(3月最終日曜日午前2時~10月最終日曜日午前3時)は-5時間。) 聖ワシリー寺院 ![]() 赤の広場の南側に建つ聖堂。こちらが正面! 1551年~1560年にかけて、雷帝と呼ばれ権力をふるっていたイワン4世が、モンゴルへの戦勝を記念して建立しました。 正式名称は「ポクロフスキー聖堂」。イワン雷帝に大きな影響を与えたワシリー修道士にちなみ、「聖ワシリー寺院」と呼ばれています。 ロシアの聖堂で最も有名で、最も美しい建物のひとつと言われています。 日本のガイドブックなどに書かれている「ネギ坊主」、実はこれはロウソクに火を灯した状態を模ったものだそう。日本に留学経験を持つ現地ガイドさんが、「ネギ坊主と書かれているのを読んだとき、ショックでした~」と話されていました(笑)。 その他、先程の[×処刑台、○演説台]のように、日本のガイドブックにはたくさんの間違いがあるそうで、その幾つかを教えていただきました。 まだまだロシアは近くて遠い国なんですね。 全部で9つあるネギ坊主は、それぞれが独立した教会になっています。 広場の北側、聖ワシリー寺院の反対側に建つ 国立歴史博物館 ![]() 19世紀に建てられた赤いレンガが特徴的な建物。 内部には、原始時代から革命までの装身具や装飾品、武器、石像、写本など、450万点を超えるコレクションが展示されているそうです。 ▲
by camille_31
| 2010-07-17 23:11
| ロシアとグルメ
![]() 11:05 成田発、日本航空にてモスクワへ。 現在、ロシア(モスクワ)への直行便は、アエロフロートが1日1便、日本航空が週3便飛んでいます。 予定フライト時間は10時間10分(実際は9時間40分でした)。 お食事は2回(軽食はありませんでした)。 ANAのロングフライトの場合、お食事の前に冷たい飲み物&スナック菓子がサーブされるのですが、JALだと、出てこない(往路便)or一緒(復路便)なんですね。 ANAマイラーの私。JALには滅多に乗らないのですが、このときや今年7月の上海など、何故か最近JALの利用が多く・・・。 今回お世話になったベテラン添乗員さんに、エコノミークラスで一番いいと思う航空会社をお尋ねしたところ、「ANA」というお答えが返ってきました。「ANAは座席が広いですよね。最近エミレーツが人気ですが、匂いがどうも・・・」とおっしゃっていました。う~ん、どんな匂いなんだろう・・・。 15:45 モスクワ着。日本との時差は-5時間(夏時間実施中)。 広い国土を持つロシアは国内で11もの時間帯に分かれていますが、モスクワ、サンクトペテルブルクを含むヨーロッパ・ロシア地域のほとんどは、-5時間です。 予定よりも30分早く到着(復路も、予定よりも短いフライトでした)。 そして、前の記事でも書いたように、驚くほどスムーズな入国手続きを経て、空港の外へ。 TOPの写真は、モスクワのドモジェドヴォ国際空港(のほんの一部)。 この日は気温が高く、到着時には25℃近くあったのではないかと・・・。 寒さ対策しか考えてこなかった~、と不安になりながらホテルへ。 迎えに来てくれたバスが、たった5人(+添乗員さん・現地ガイドさん)に対し、50人乗りの豪華大型ベンツだったのにビックリ。 モスクワ滞在中は、毎日違うバスでしたが、毎回ベンツの50人乗りでした。 ホテルに向かう車中にて。これ、アパートです! ![]() モスクワには、「スターリン・クラシック様式」と呼ばれる7つの建築物があります。 ニューヨークの摩天楼にコンプレックスを抱いたスターリンが、ニューヨークに負けない高層ビル群を、と、モスクワ800周年を記念に建設したもの。 高層建築の屋上に尖塔を設けるなど、ロシアの建築史の中でも、象徴性、モニュメント性の強い建造物です。 「7姉妹」「スターリンのウェディングケーキ」などとも呼ばれる7つの建物は、①ロシア連邦外務省②ロシア連邦運輸機関建設省③モスクワ大学④文化人アパート⑤芸術家アパート⑥ウクライナ・ホテル⑦レニングラーツカヤ・ホテルの7つ。 その他、資金難で建設途中に頓挫して、最近完成した高級マンションもあるそうです。 で、上の写真は「芸術家アパート」。 その名の通り、かつて芸術家が住んでいたアパートです。音楽家や画家などの住まいとして建てられましたが、現在もアパートとして使われています。 1948~1952年建造、高さ176m、32階建て。後ろに低層階がず~っと広がっていて、全部で700室(アパートメント)ほどとか。 その他、モスクワ滞在中、モスクワ大学にも行きましたし、外務省↓の前も何度か通りました。 ![]() この日のお夕食はホテルのレストランでいただきました。 ズッキーニ、パプリカ、セロリ、じゃがいも、大豆など、具沢山の野菜スープ ![]() 今回の旅行ではスープよりもサラダをいただくほうが多かったのですが、寒いロシアでは、食事の最初にスープをいただくのが一般的だそう。 いただいたスープはどれも具がたっぷり入っていて、「飲む」というよりも「食べる」スープ。 ![]() ポークのトマトソース煮 ![]() ラズベリーが入ったムース ![]() アイスのように見えますが、甘~いチョコレートソースがかけられたムース。 「ラズベリームース」と説明されたので、「え、どこが?」と思ったら、中にラズベリーが1粒入っていました^^; 最初のお食事はあまりロシアらしいお料理ではありませんでしたが、旅行中、みなさまご存知のロシアの代表的なお料理もいただきましたので、そのうちご紹介しますね。 ▲
by camille_31
| 2009-09-20 00:54
| ロシアとグルメ
![]() 今回の旅行で、ロシアもしくはモスクワ&サンクトペテルブルク(サンクトペテルブルグ)について得た情報などを簡単に。 ロシアの人口は1億4000万あまり。 国土の広さが全~く違うのに、日本とそれほど変わらないのにびっくり!ですよね。 ロシアといえば、寒い(←これは合ってる)、お堅い、暗い、貧しい、といったイメージを持ちがちですが、それは旧ソ連の話。今では明るく豊かな国です。 『地球の歩き方』によれば、この20年間で世界でも最も大きな変貌を遂げ、今なお世界で一番変化の速い国だそう。 特にこの10年ほどの経済発展は目覚ましく、日本よりも若干人口が多いだけなのに、ロシア国内の携帯電話の契約台数は2005年9月に既に日本を抜いて世界第3位(1億台以上)、また2007年の外国ブランド乗用車の販売台数は164万5,630台だとか。 一部のお金持ちだけが買うのであれば、これだけの数字にはなりませんよね。 モスクワの赤の広場に面して、「GUM 」(グム)という1893年創業の巨大な国営百貨店があるのですが、中は高級ブランドのブティックやカフェばかり。1階に入っているやはり巨大な食料専門スーパーマーケットも、紀ノ国屋や明治屋みたいな感じ。高級品ばかり並んでいました。 お手洗いにトイレットペーパーがないところが多い、と書かれているサイトも見かけたのですが、私が利用したところで、トイレットペーパー&エアータオル(もしくはペーパータオル)がないところは1箇所もありませんでした。 【ロシアの国内線について】 荷物の重量制限が厳しく、一人あたり、受託手荷物と機内持ち込み手荷物を合わせて20kgまで。超過すると高額の超過料金を請求されます。 私は重いスーツケースを使っているので、夏の旅行で、受託手荷物は大抵17~18kg(日本出国時)。 今回は、衣類だけでいつもより重量が嵩んだので、荷物を少なくする&旅行中荷物を増やさない、のが大変でした^^; でも、モスクワやサンクトペテルブルクの空港では最近はあまり厳しくないようで、以前は両方一緒に計られることが多かったようですが、今は受託手荷物だけ計るのが一般的のようです。 ロシアの空港では、スーツケース荒らしが多い、というのも有名な話。 空港の係官もグルなので、貴重品が入っていたら、必ず盗られます。 お金はもちろん、アクセサリーや電気製品も。アクセサリーはイミテーションであっても映像ではわかりませんし、電気製品は転売目的で盗られます。 で、開けたスーツケースは元に戻してくれないので、中身が散乱した状態でベルトコンベアで流れてくるとか・・・。 開けられるのを防止するため、ロシアの空港には、受託手荷物に巨大なサランラップのようなものをグルグルと巻き付ける有料サービスがあります。 あまりにもおもしろいので、帰りのサンクトペテルブルクの空港で撮影してみました。 ![]() (↑みんな同じ方向見てますね。何があったんだろう・・・。) ぐるっぐる巻きになっているので、外すのが大変そうです(笑)。 ![]() 実際、四苦八苦しながら、結局外せずにいる人(ロシア人)がいました(笑)。カッターなど刃物は手荷物にできませんものね。 ここまでやっても、貴重品が入っていれば無駄な抵抗だそうです。 私は貴重品(これはロシアに限らず受託手荷物には入れませんが)と電気製品(充電器も)を手荷物にし、スーツケースの鍵の部分にガムテープを貼りました。 ガムテープを貼るだけでも、手間がかかる分、開けられる可能性が低くなります。 ネットで被害にあった人の話をたくさん読みましたが(ガムテープでぐるっぐる巻きにした人以外、ツアー客全員被害にあった、とか)、やはり豊かになったせいでしょうね。国内線に2回乗りましたが、被害を受けた人は全く見かけませんでした。 【出入国について】 ロシアの出入国手続きは、一般的にはかなり時間を要するそうです。 パンフレットにも日程表にも、「予めご了承ください」と書かれていました。 が、私たちのときは、添乗員さんが驚くほど、どちらもスムーズでした。 (モスクワ到着時、フライト時間が短縮されたこともあって、私たちがあまりにも早く空港から出てきたことに現地ガイドさんが驚いていました。) ロシアに入国する際、入出国カードを提出します。 入国審査を通る際に片側(入国カード)が切り取られ、片側(出国カード)が戻ってきます。 この出国カードは、パスポートよりも大事と言われるほど大切なもの。 無くしたら出国できないどころか、ロシア滞在中、常に身につけていなければなりません(↓も読んでね)。 【滞在登録】 ロシアに滞在する人は、滞在都市ごとに、ロシア当局(移民局)に対して滞在登録を行わなくてはなりません。 ホテルに宿泊する場合は、パスポートと出国カードをフロントに預けると、ホテル側が作成してくれます。 で、モスクワ滞在中、パスポートと出国カード、滞在登録証の半券を常時携帯しなくてはなりません(街中で警官にチェックされることがあります)。 ガイドブックやネットには「ロシア滞在中は・・・」と書かれていますが、サンクトペテルブルクではこれら一式をホテルに預けたままで、携帯の必要はありませんでした。 【交通事情について】 こちらもパンフレットと日程表に注意書きされていたことですが、モスクワ、サンクトペテルブルクでは、ここ最近、慢性的な交通渋滞が起こっているそうです。 ツアーではそれを加味して日程が組まれていますが、それでも行程の入れ替えや観光時間の短縮・削除を行うことがしばしばだそう。 でも私たちは、両市ともに現地ガイドさんが驚くほど渋滞がなく、逆に観光の追加があったほど(笑)。 出入国とともに、とてもラッキーでした♪ 【言語】 キリル文字を使用するロシア語。 「А Б В Г Д Е Ё Ж З И Й К Л М Н О П Р С Т У Ф Х Ц Ч Ш Щ Ъ Ы Ь Э Ю Я」 ![]() 適当に読んでみようと思ってもできなくて、街を歩いていて通りの名前を確認するときなど大変でした。 ![]() アルファベットと同じ表記でも、発音が違います。キリル文字の発音をアルファベットに当てはめると、「B」→「v」、「H」→「n」、「P」→「r」、「C」→「s」に該当します。 ちなみに、「З 」は「z」。しばらく数字の「3」だと思っていました^^; しかも、読む文字と、実際に書く文字は違うそうです。小学校に入って、書き方を習うのだとか。 【気候など】 ロシアは寒い時期が長いので、寒いのが普通、暖かい夏は特別な期間だそう。 そして夏の3ヶ月間(6~8月)、学校はお休みになります。 社会人の夏休みは3~4週間。 私が訪れた8月末~9月上旬は、モスクワ、サンクトペテルブルクともに、最低気温が7~15℃、最高気温が13~25℃。お天気によってかなり差があります。 出発6日前にご連絡いただいた添乗員さんから「今ちょっと寒くて、日本の11月頃の気温です」とお聞きして、しっかり初冬の準備で行きました。 滞在中は、到着した日と7日目は最高気温が25℃近くまで上がったようですが、他の日は20℃以下だったようです。1日、とっても寒い日がありました。 なお、東京では最高気温が出るのは午後の1時や2時ですが、あちらでは午後の5時頃だとか。 日が沈むのはまだ遅めで、暗くなるのは午後9時半頃でした。 30ヶ国近く旅していますが、初めて経験することが多かったので、ロシアならではの情報や覚えておきたいことなどを並べてみました。 他にもちょっと驚きのロシア情報、思い出したら追加するかも、です。 ▲
by camille_31
| 2009-09-13 01:15
| ロシアとグルメ
![]() 8/27~9/4の9日間で、ロシアに行ってきました。 首都「モスクワ」で3泊、かつての帝政ロシアの首都で、ヨーロッパで最も美しい町のひとつに数えられている「サンクトペテルブルク」(旧レニングラード)で4泊しました。 両都市とも観光地ではありますが、特にサンクトペテルブルクは世界中から観光客が訪れ、豪華客船も停泊する人気の観光都市。 夏の観光シーズンに「エルミタージュ美術館」と「エカテリーナ宮殿」を個人で訪れるのは難しい、とお聞きして、今回もツアーを利用しました。 世界三大美術館のひとつである「エルミタージュ美術館」。ツアーでは2~3時間の見学が多いので、ゆっくり見学したいと個人で訪れたところ、1週間の滞在中、毎日通っても一度も中に入ることができなかった、という驚きの話も。 また「エカテリーナ宮殿」では、2003年に「琥珀の間」の修復が完了、公開されて以来、人気が沸騰。訪れる人が絶えず、やはり夏の観光シーズンに個人客がチケットを買うのは困難なのだそうです。 ツアー旅行では、観光場所や時間の制限、おいしい食事が食べられない、現地の人と触れあう機会が少ない、などいろいろと難点がありますが、効率的に回れ、優先入場があり、そして何よりもリーズナブル。ガイドブックやネットでは得られない情報を教えてもらえるなど、利点もたくさんあります。 ただ、人数が多いといろいろと欠点も出てくるので、私は必ず15名以下のツアーを選んでいます。 今回のツアー参加者は全5名。 (たった5名で、全行程、50人乗り豪華バスで移動しました!) ポルトガルやスロヴェニア・クロアチアのときと同様、ツアー客にも添乗員にも恵まれ、充実した日々でした。 旅行中に撮影した写真は3G(956枚)。 またまたのんびり更新になると思いますが、少しずつ旅行記をアップしていきたいと思いますので、おつきあいくださいませ。 (去年7月のパリ、今年7月の上海もいずれアップしたいと思っています。) 先ずは、簡単に日程をご紹介します。 【1日目】 11:05 成田発、日本航空にてモスクワへ(フライト時間 9時間40分) 15:45 モスクワ着(日本との時差-5時間(夏時間実施中)) <モスクワ泊> 【2日目】 午前:モスクワ市内観光 〔世界遺産〕赤の広場、聖ワシリー寺院、救世主キリスト教会 〔世界遺産〕ノヴォデヴィチ修道院、ノヴォデヴィチ墓地 午後:〔世界遺産〕クレムリン観光(武器庫、ウスペンスキー大聖堂) <モスクワ泊> 【3日目】 午前:ヴァラビョーヴィの丘、トレチャコフ美術館 午後:モスクワ地下鉄駅見学、ロシア人の一般家庭訪問 <モスクワ泊> 【4日目】 10:30 モスクワ発、S7航空(シベリア航空)にてサンクトペテルブルクへ (フライト時間 1時間25分) 11:55 サンクトペテルブルク着 午後:〔世界遺産〕エカテリーナ宮殿 <サンクトペテルブルク泊> 【5日目】 午前:サンクトペテルブルク市内観光 イサク聖堂、デカブリスト広場、青銅の騎士像、スモーリヌイ修道院 ヴァシリエフスキー島(スフィンクス像、ロストラの燈台柱)、ペトログラード側 午後:運河めぐり、聖ニコライ寺院 夜:バレエ鑑賞 <サンクトペテルブルク泊> 【6日目】 午前:〔世界遺産〕ペテルゴーフ ピョートル大帝夏の宮殿と庭園・仕掛け洞窟グロット 午後:サンクトペテルブルク市内観光 チフヴィン墓地、〔世界遺産〕アレクサンドル・ネフスキー大修道院、 血の上の救世主教会 <サンクトペテルブルク泊> 【7日目】 終日:エルミタージュ美術館見学 <サンクトペテルブルク泊> 【8日目】 12:10 サンクトペテルブルク発、S7航空にてモスクワへ(フライト時間 1時間15分) 13:25 モスクワ着 18:05 モスクワ発、日本航空にて成田へ(9時間5分) 【9日目】 8:10 成田着 ▲
by camille_31
| 2009-09-06 19:01
| ロシアとグルメ
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